山梨県の子ども・若者の居場所情報サイト
やまねのさんぽみち
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「一歩、ふみだしてみようかな」
そんなふうに思ったときのための、進学体験談。
子供達は、集団の中でこそ成長する、更に、社会の中で生きていく力は集団の中で育つ。
(理念や指導方針 北星余市の教育とはなにかより抜粋)
※6月2日(日)午後に甲府市内で相談会が予定されています。
北海道余市郡
中学生で不登校になると、卒業後の進路への不安は子も親も拭えないと思います。学校からの情報もほとんどないですし…。
でも少し視野を広げてみると、出席日数や成績がなくても受け入れてくれる学校があることを知りました。
北海道の私立・北星学園余市高等学校もその1つでした。
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山梨には新幹線も飛行機もないので、山梨育ちの息子からしたら北海道は果ての地。当初は乗り気ではありませんでした。
しかし既に他の学校を見学して、なんだかシックリきていない様子だったので「話を聞くだけでいいから行ってみよう」と、彼を東京開催の相談会に誘って参加。その後すぐに現地の学校を見学して入学を決めました。
この学校の先生方は生徒と対等に、人と人との付き合いをしてくれます。だから息子も通えているのだと思います。いわゆる受験教育ではなく、人を育てる場なのだと思います。
家族と離れて暮らすなんて今の状況からは考えられないかもしれませんが、どの子も同じような状況で全国から集まってきます。中学の頃、ゲーム三昧昼夜逆転だった息子もなんとかやれています(^^;)。
そんな彼自身も、家を出ることについて不安は大きかったようですが、それまでの生活環境を変えなければ同じようにゲームの日々を送ってしまうからと、寮生活を選びました。
そして彼がなぜ、通信制高校ではなく全日制高校を希望したかというと、通信制高校は時間やペースに自由度はありますが、その分自主的に勉強する時間を作らねばならないので、それは「俺にはできない」と言っていました。それと人が好きということも理由の一つだと思います。
親と離れて暮らすことで、成長は必ずあります。親子の関係も少しずつ変わってきました。息子の逞しく成長する姿に嬉しくもあり寂しくもある毎日です。
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いま悩んでいる親御さんやお子さんに、こんな選択肢もあることを知ってもらい、少しでも安心してもらえたら嬉しいです。
山梨県在住
北星学園余市高校保護者